はじめてのNFL

NFLのポジションとは? QB・RB・WRから守備・キッカーまで、11人×2チームの役割

公開 2026年10月13日
大学アメフトの試合で、センターがボールを置いて構え、両チームのラインが向かい合う場面
写真:U.S. Army photo by Spc. Dana Clarke(パブリックドメイン/Wikimedia Commons)

アメフトは11人対11人。でも、同じ11人がずっとプレーするわけではありません。攻撃(オフェンス)、守備(ディフェンス)、キックの場面(スペシャルチーム)で、出てくる選手がまるごと入れ替わります。選手の多くは、どれか1つの役割の専門家。ポジションが分かると、テレビの画面で「いま誰が何をしているか」が見えてきます。

THE BASICS

まず、3つのチーム。

OFF

オフェンス(攻撃)11人

ボールを持っている側。4回の攻撃で10ヤード進み、タッチダウンを目指します。司令塔はQB。

DEF

ディフェンス(守備)11人

相手の前進を止める側。QBをつぶす、パスを奪う、ランナーを倒す。

ST

スペシャルチーム(キック)

キックオフ、パント、フィールドゴールの場面だけ出てくる専門の部隊。

オフェンス(攻撃)のポジション

いつもフィールドにいるのは、QB1人とオフェンスライン5人の計6人。残りの5人を、RB・WR・TEでどう組み合わせるかは、プレーごとに変わります。

ポジション 仕事
QB
クォーターバック
攻撃の司令塔。ボールを受け取り、パスを投げるか、RBに手渡すか、自分で走るかを決めます。背番号は0〜19番。
RB
ランニングバック
ボールを持って走る選手。パスを受けたり、QBを守るブロックをしたりもします。
WR
ワイドレシーバー
フィールドの外側に広がり、パスを受ける選手。速さと、相手をふり切る動きが武器です。
TE
タイトエンド
オフェンスラインの横に並び、ブロックもパスキャッチもこなす「両方できる」ポジション。
OL
オフェンスライン
最前列の5人(真ん中のC=センター、両隣のG=ガード、外側のT=タックル)。QBを守り、RBが走る道を開けます。センターがプレーの始まりにボールを股の間から後ろへ送ります(スナップ)。背番号は50〜79番。

ディフェンス(守備)のポジション

守備も11人。前から順に「ライン → ラインバッカー → 後ろの4人」の3列になります。前の2列の人数配分(たとえばラインが4人なら「4-3」、3人なら「3-4」)は、チームの作戦によって変わります。

ポジション 仕事
DL
ディフェンスライン
最前列。オフェンスラインとぶつかり合い、ランを止め、QBを倒しにいきます(パスを投げる前のQBを倒すのが「サック」)。内側がDT(タックル)、外側がDE(エンド)。外側からQBを狙う選手は「エッジ」とも呼ばれます。
LB
ラインバッカー
2列目。ランも止めるし、パスも守る、守備の万能型。守備の作戦を味方に伝える役を担うことも多いポジションです。
CB
コーナーバック
相手のWRについて、パスを防ぐ選手。パスを横取りすると「インターセプト」。
S
セーフティ
いちばん後ろの最後の砦。深いパスを防ぎ、抜けてきたランナーを止めます。CBとSをまとめて「DB(ディフェンスバック)」と呼びます。

スペシャルチーム(キック)のポジション

ポジション 仕事
K
キッカー
フィールドゴール(3点)、タッチダウン後のキック(1点)、キックオフを蹴る専門家。試合の最後を決めることも多い、責任の重い役です。
P
パンター
4回目の攻撃で進めそうにないとき、ボールを遠くへ蹴って相手の攻撃を自陣から遠ざけます。
LS
ロングスナッパー
キックの場面で、ボールを後ろのホルダーやパンターへ正確に送る専門の選手。
KR/PR
リターナー
相手のキックを受け取って走り返す選手。WRやRB、CBが兼ねることが多いです。
HOW TO WATCH

観るときの、3つのコツ。

01

最初は、QBとボールだけ追う

プレーが始まったら、QBが投げたか、手渡したかだけ見れば十分。慣れてきたら、パスの行き先のWRとCBの駆け引きへ。

02

背番号で、だいたい分かる

QBは0〜19番、オフェンスラインは50〜79番。オフェンスラインはルール上パスを受けられない選手なので、背番号で見分けがつくようになっています。

03

リプレーでは「最前列」を見る

ラインどうしのぶつかり合いで、プレーの成否はだいたい決まります。2回目はボールではなく、最前列の押し合いを見てみてください。

このサイトに出てきた選手で見ると

  • DE:マックス・クロスビー(レイダース)……QBに襲いかかるパスラッシュが武器。第5週の入場服の記事で紹介しています。
  • S:クレイグ・ウッドソン(ペイトリオッツ)……同じ記事で紹介した2年目のセーフティ。
  • OL・TE:クーパー・ビーブ(OL)とブレビン・スパン=フォード(TE)(カウボーイズ)……同じ記事で、ダラス・スターズのジャージで入場した2人。
  • RB:ジャコリー・クロスキー=メリットとオースティン・エケラー(コマンダース)……上下デニムの記事の2人。
  • K:松澤寛政(レイダース)……日本国籍の選手として初めてNFLの試合(プレシーズン)で得点したキッカー。NFLの日本人選手まとめへ。

あわせて読みたい

出典:NFL Football Operations(公式ルール)、Wikipedia「NFL uniform numbers」(背番号の規定。2021年・2023年に変更)。写真:2018年の陸軍対海軍の試合(大学)。U.S. Army photo by Spc. Dana Clarke(パブリックドメイン/Wikimedia Commons)。

この記事の情報は 2026年10月13日 時点のものです。事実はNFL公式・各チーム公式・記録サイトで確認し、発言や見方は出典を明記しています。誤りにお気づきの際はお問い合わせからお知らせください。
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