アメフトでいう「ダウン」は、1回の攻撃のこと。攻撃側は4回のダウンのうちに10ヤード進めば、また新しく4回の攻撃権がもらえます。この「4回で10ヤード」がわかると、アメフトの試合はぐっと観やすくなります。

1. 「3rd & 2」の読み方
中継の画面には、いつも「何回目の攻撃か」と「あと何ヤードか」が表示されています。
| 表示 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 1st & 10 | ファースト・アンド・テン | 1回目の攻撃。あと10ヤード |
| 2nd & 7 | セカンド・アンド・セブン | 2回目の攻撃。あと7ヤード |
| 3rd & 2 | サード・アンド・ツー | 3回目の攻撃。あと2ヤード |
| 4th & 1 | フォース・アンド・ワン | 4回目(最後)の攻撃。あと1ヤード |
テレビ中継でフィールドに引かれている黄色い線が、10ヤードの目標地点です。実際のフィールドには線はなく、サイドラインで係員が持つ10ヤードの鎖(チェーン)で距離を測っています。ぎりぎりのときに審判が鎖をフィールドに持ち込んで測るのが「メジャーメント」です。
2. ファーストダウンの更新
10ヤードに届けば、何回目の攻撃でも、そこから新しい「1st & 10」が始まります。1回で10ヤード以上進めば、すぐに更新です。守備側の一部の反則(パス・インターフェアランスなど)でも、自動的にファーストダウンが与えられます。
反対に、攻撃側が反則で下げられると「1st & 15」のように、残りヤードが増えます。
3. 4thダウンの3つの選択
| 選択 | どうする | よく選ぶ場面 |
|---|---|---|
| パント | ボールを遠くへ蹴り、相手の攻撃を自陣から遠ざける | 自陣深く、またはまだ遠い位置 |
| フィールドゴール | キックで3点を狙う | 相手陣の35ヤード線あたりより内側 |
| そのまま攻める | 失敗すると、その地点から相手の攻撃(ターンオーバー・オン・ダウンズ) | 残りが1〜2ヤード、または負けていて時間がないとき |
4thダウンでそのまま攻めることを、日本の中継では「ギャンブル」と呼ぶこともあります。近年のNFLは、データをもとに4thダウンで攻めるチームが増えています。
4. プレーが終わるとき(ダウンが終わるとき)
- ボールを持った選手が倒された
- ボールを持った選手が、サイドラインの外に出た
- 前へのパスが、誰にも捕られずに地面に落ちた(パス失敗)
- 得点が入った
NFLの「ダウン・バイ・コンタクト」
NFLでは、ボールを持った選手が手と足以外の部分(ひざなど)を地面につけても、相手に触れられていなければプレーは止まりません。起き上がって走り続けられます。相手に触れられて倒れたときに、はじめてプレーが終わります。これを「ダウン・バイ・コンタクト」と呼びます。大学のアメフトでは、ひざが地面についた時点でプレーが終わるのが大きな違いです。
5. ゴール前の「& Goal」
相手のゴールラインまで10ヤード以内の位置でファーストダウンを取ると、目標地点はゴールラインそのものになります。表示は「1st & Goal」。ここからは、4回のうちにタッチダウンを取れなければ、フィールドゴールを狙うか、攻撃権を失うことになります。
アメフトのルール・ガイド(全9本)
ダウンとは? 4回で10ヤードの数え方
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出典:NFL Football Operations(2025年版公式ルールブック)。写真:2008年の海軍士官学校の試合(大学)。U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist David P. Coleman(パブリックドメイン/Wikimedia Commons)。図版:TOUCHDOWN FLICKZ作成。



