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アメフトの反則一覧|黄色い旗の意味と罰退ヤード、よく出る反則まとめ(NFL)

公開 2026年10月14日
大学アメフトの試合で、ボールをめぐって選手たちが折り重なる場面
写真:2019年 フレズノ州立大対空軍士官学校(大学)/U.S. Air Force(パブリックドメイン)

アメフトの中継で、審判が黄色い布を投げる場面。あれが反則の合図、「フラッグ」です。反則が出ると、反則したチームはヤードを下げられたり、攻撃権の回数を失ったりします。この記事では、NFLでよく出る反則を、罰の重さ別に一覧にしました。

1. 黄色い旗(フラッグ)が出たら

審判は反則を見つけると、黄色い旗をフィールドに投げます。多くの場合プレーはそのまま最後まで続き、終わったあとに審判がマイクで反則の名前と、反則した選手の背番号を説明します。

反則の罰は、主に次の組み合わせです。

  • 罰退:反則したチームを5・10・15ヤード下げる
  • 自動的にファーストダウン:守備側の一部の反則では、罰退に加えて攻撃側に新しい4回が与えられる
  • ダウンの消化(ロス・オブ・ダウン):攻撃側の一部の反則では、その回の攻撃が1回分カウントされる

ちなみに、ヘッドコーチが投げる赤い旗は反則ではなく「チャレンジ(ビデオ判定の要求)」の合図です。

2. 罰退ヤードの早見表

アメフトの主な反則と罰退ヤードの一覧。5ヤード、10ヤード、15ヤードの反則
主な反則を、罰退ヤード別に並べました。

3. 攻撃側がよくする反則

反則 罰 どんな反則
フォルス・スタート 5ヤード スナップの前に、構えていた攻撃側の選手が動く
イリーガル・フォーメーション 5ヤード スナップのときの並び方がルール違反(ライン上の人数が足りないなど)
イリーガル・シフト/イリーガル・モーション 5ヤード スナップ直前の動き方がルール違反
ディレイ・オブ・ゲーム 5ヤード プレークロック(40秒または25秒)が0になるまでにスナップしない
オフェンス・ホールディング 10ヤード ブロックで相手をつかんで止める。最もよく見る反則の1つ
イリーガル・ブロック・イン・ザ・バック 10ヤード 相手の背中側からブロックする
オフェンスのパス・インターフェアランス 10ヤード パスが飛んでいる間に、レシーバーが守備の選手を押すなどして妨害する
インテンショナル・グラウンディング 10ヤードまたは反則地点+ダウン消化 サックを避けるために、捕れる選手がいない方向へわざとパスを投げ捨てる。自陣エンドゾーンから投げるとセーフティ(相手に2点)
イリーガル・フォワード・パス 5ヤード+ダウン消化 スクリメージラインを越えてから前へ投げる、1プレーで2回前へ投げる
チョップ・ブロック 15ヤード ほかの選手と組み合っている相手の、ひざのあたりにブロックする危険なプレー
クリッピング 15ヤード 相手の背後から、腰より下にブロックする

4. 守備側がよくする反則

反則 罰 どんな反則
オフサイド 5ヤード スナップの瞬間に、スクリメージラインを越えている
エンクローチメント 5ヤード スナップ前にラインを越えて、攻撃側の選手に触れる
ニュートラルゾーン・インフラクション 5ヤード スナップ前にラインを越えて、攻撃側の選手を反応させてしまう
ディフェンス・ホールディング 5ヤード+自動ファーストダウン パスの守りなどで、相手をつかんで止める
イリーガル・コンタクト 5ヤード+自動ファーストダウン パスが投げられる前に、5ヤードより先でレシーバーに接触する
ディフェンスのパス・インターフェアランス 反則地点から攻撃+自動ファーストダウン パスが飛んでいる間に、レシーバーの捕球を妨害する。エンドゾーン内なら1ヤード線から
ラフィング・ザ・パサー 15ヤード+自動ファーストダウン パスを投げ終えたQBに、不必要に強く当たる
ホースカラー・タックル 15ヤード(守備側の反則なら+自動ファーストダウン) えりの後ろ(肩パッドの内側)をつかんで引き倒す
ヒップドロップ・タックル 15ヤード+自動ファーストダウン 相手を抱えたまま、自分の体重を相手の脚に落とすタックル。2024年から禁止

パス・インターフェアランスは、守備側だと「反則があった地点」から攻撃が再開されるため、ロングパスで反則が出ると一気に数十ヤード進むこともあります。試合を左右しやすい反則です。

5. 攻撃・守備どちらにも出る反則

反則 罰 どんな反則
アンネセサリー・ラフネス(パーソナル・ファウル) 15ヤード(守備側の反則なら+自動ファーストダウン) プレーが終わったあとのタックルなど、不必要に乱暴なプレー
フェイスマスク 15ヤード(守備側の反則なら+自動ファーストダウン) 相手のヘルメットのフェイスマスクをつかんでひねる・引っぱる
アンスポーツマンライク・コンダクト 15ヤード(守備側の反則なら+自動ファーストダウン) 相手を挑発する(タウンティング)など、スポーツマンらしくない行為
フィールド内の人数オーバー 5ヤード スナップのときに12人以上いる

6. キックの場面の反則

反則 罰 どんな反則
ラフィング・ザ・キッカー 15ヤード+自動ファーストダウン キッカーやパンターに激しく当たる
ランニング・イントゥ・ザ・キッカー 5ヤード キッカーやパンターに軽く当たる
フェアキャッチ・インターフェアランス 15ヤード フェアキャッチの合図をした選手の捕球を妨害する

7. 知っておきたい反則の決まり

ディクライン:罰を「断る」こともできる

反則を受けたチームは、罰を受け入れるか断るか(ディクライン)を選べます。たとえば守備側がオフサイドをしたのに、攻撃側がそのプレーで20ヤード進んだなら、5ヤードの罰より20ヤードの前進を残したほうが得です。

オフセット:両チームが反則したら

同じプレーで両チームが反則をすると、多くの場合は罰が相殺(オフセット)され、そのダウンをやり直します。

ハーフ・ザ・ディスタンス:ゴールの近くでは「半分」

罰退の距離が、反則したチームのゴールラインまでの距離の半分を超える場合は、残り距離の半分だけ下げます。自陣4ヤードから10ヤードの罰退なら、2ヤード下げて2ヤード線から、という具合です。

退場になる反則

挑発(タウンティング)や侮辱的な言動などのアンスポーツマンライク・コンダクトを1試合で2回すると、その選手は自動的に退場になります。特に悪質な反則も、1回で退場になることがあります。

出典:NFL Football Operations(2025年版公式ルールブック、ルール変更の発表)。反則の名前は英語の読みをカタカナにしたもので、中継によって呼び方が少し違うことがあります。写真:2019年のフレズノ州立大対空軍士官学校の試合(大学)。U.S. Air Force(パブリックドメイン/Wikimedia Commons)。図版:TOUCHDOWN FLICKZ作成。

この記事の情報は 2026年10月14日 時点のものです。事実はNFL公式・各チーム公式・記録サイトで確認し、発言や見方は出典を明記しています。誤りにお気づきの際はお問い合わせからお知らせください。
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