アメフトの試合時間は、15分×4クォーターの60分。ところが実際の試合は、始まってから終わるまで3時間前後かかるのが一般的です。その理由は、プレーとプレーの間にたびたび時計が止まるから。この記事では、NFLの時間のルールをまとめました。
NFLの試合時間、早見表。
試合時間:15分×4クォーター
第1・第2クォーターが前半、第3・第4クォーターが後半。
ハーフタイム:13分
前半と後半の間。
プレークロック:40秒
前のプレーが終わってから、次のスナップまでの制限時間(中断のあとは25秒)。
タイムアウト:前半・後半それぞれ3回
使わなかったタイムアウトは持ち越せません。
延長戦:10分(レギュラーシーズン)
決着しなければ引き分け。プレーオフは15分の延長を、決着がつくまで続けます。
1. 時計が止まるとき
試合の時計(ゲームクロック)は、次のようなときに止まります。
- 前へのパスが失敗した(誰にも捕られずに落ちた)
- ボールを持った選手が、サイドラインの外に出た
- 得点が入った
- タイムアウトが取られた、反則があった、けが人が出た
- 攻撃権が相手に移った
サイドラインの外に出たときは、多くの場合、ボールが置き直されると時計がまた動き出します。ただし前半の残り2分以降と、第4クォーターの残り5分以降は、次のスナップまで時計が止まったままです。終盤に、攻撃側の選手がわざとサイドラインの外へ出るのはこのためです。
2. ツーミニッツ・ウォーニング
第2クォーターと第4クォーターの残り2分になると、時計が自動的に止まります。これが「ツーミニッツ・ウォーニング」。タイムアウトのように使える中断で、ここから試合の終盤の攻防が始まります。
3. タイムアウトとプレークロック
各チームのタイムアウトは、前半・後半それぞれ3回。時計を止めたいとき、作戦を立て直したいときに使います。
プレーとプレーの間には「プレークロック」があり、前のプレーが終わってから40秒以内(タイムアウトなどの中断のあとは25秒以内)に次のプレーを始めなければなりません。間に合わないと「ディレイ・オブ・ゲーム」の反則で5ヤード下げられます。
4. 延長戦(オーバータイム)
| レギュラーシーズン | プレーオフ | |
|---|---|---|
| 延長の長さ | 10分 | 15分(決着がつくまで繰り返す) |
| 攻撃の機会 | 両チームに最低1回(2025年から) | 両チームに最低1回(2022年から) |
| 引き分け | あり | なし |
| タイムアウト | 各チーム2回 | — |
レギュラーシーズンの延長戦は、両チームが少なくとも1回ずつ攻撃したあとで、点数が多いほうが勝ち。10分で決着がつかなければ引き分けです。延長戦では、ヘッドコーチのチャレンジはなく、すべてのプレーがリプレー担当の審判の確認対象になります。
5. なぜ3時間かかるのか
60分の試合が3時間前後になるのは、プレーが数秒で終わり、そのたびに次のプレーの準備が入るからです。パス失敗やサイドラインの外へ出るたびに時計が止まり、タイムアウト、反則の説明、リプレー確認、ハーフタイム、テレビ中継のコマーシャルの時間なども加わります。
日本からNFLを観るなら、日曜の試合は日本時間の月曜の未明(午前2〜3時ごろ)から昼前にかけて。1試合を通して観るなら、3時間ほど見ておくと安心です。日本からNFLを観る方法もどうぞ。
6. 日本の試合は?
試合時間は大会によって変わります。たとえば関西学生アメリカンフットボール連盟のリーグ戦では、1クォーター12分で運営していると立命館大学の解説ページ(2012年)で紹介されています。観に行く試合の時間は、各大会の公式情報で確認してください。
アメフトのルール・ガイド(全9本)
試合時間:なぜ3時間かかる?
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出典:NFL Football Operations(2025年版公式ルールブック、延長戦のルール変更の発表)、立命館大学「アメリカンフットボールのルール」(2012年)。写真:2011年、海軍士官学校の選手の入場(大学)。U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Chad Runge(パブリックドメイン/Wikimedia Commons)。



