秋のNFLを観ていると、試合球やゴールポスト、サイドラインのウェアがいつもと違う週があります。NFLがシーズン中に行っている社会貢献のキャンペーンです。代表的な3つを紹介します。
1. 10月:クルーシャル・キャッチ(Crucial Catch)
NFLとアメリカがん協会(ACS)が組んで、がんの早期発見と検診を呼びかけるキャンペーンです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始まり | 2009年。最初は乳がんに焦点を当てていた |
| 今の名前 | 2017年から「クルーシャル・キャッチ:インターセプト・キャンサー」。いろいろながんに対象を広げた |
| 2026年の試合 | 第4週〜第6週 |
| 試合で変わるもの | 専用の試合球、ゴールポストのカバー、フィールドまわりのバナー、選手・コーチ・審判の専用の装備 |
| お金の使い道 | NFLは関連の収益を100%ACSに寄付。医療資源の乏しい地域の医療センターや病院が、がん検診を受けやすくする取り組みへの助成に使われる |
NFLがこれまでに集めた金額は3,800万ドル以上。2026年は、NFLの本拠地がある地域の64のプロジェクトが、乳がん・子宮頸がん・大腸がん・肺がん・前立腺がんの検診に取り組みます。がんと個人的な関わりのある37人の選手が、2026年のアンバサダーを務めています。
以前、乳がんに焦点を当てていた頃は、ピンクのスパイクやグローブ、タオル、キャップが目立ちました。今の装備は、そのころとは見た目が変わっています。
2. 11月:サルート・トゥ・サービス(Salute to Service)
軍の関係者や退役軍人、その家族をたたえるキャンペーンです。2011年に始まり、保険会社のUSAAがスポンサーを務めています。
- 各チームは11月ごろのホームゲームを1試合、サルート・トゥ・サービスの試合にしています。2026年は第8週から第12週の間です。
- 例年、11月にはコーチや選手がサイドラインで専用のウェアを着ています。
- 2011年の開始以来、USOなど軍関係の支援団体のために7,500万ドル以上を集めています(2025年11月時点)。
サルート・トゥ・サービスの専用のパーカーやジャージ、キャップ、Tシャツは、NFLの公式ストアでファン向けにも販売されています(チームのキャップについてはNFLのキャップで紹介しています)。
3. マイ・コーズ・マイ・クリーツ(My Cause My Cleats)
選手やコーチが、自分の支援する団体や活動をデザインした特製のスパイク(クリーツ)を履く企画です。2025年で10シーズン目となり、第12週と第13週に1,800人以上が参加しました。2026年の実施週は、10月14日時点で発表されていません。
試合で履いたスパイクはNFLのオークションに出すことができ、NFLは利益を取らず、収益はすべて選手が選んだ団体に寄付されます。選手それぞれの思いや、デザインの個性が見える企画です。
4. 中継で見つけるポイント
- ゴールポストのカバー:キャンペーンの週は、ふだんと違うカバーが巻かれていることがあります。
- コーチのウェアとキャップ:サイドラインに映るヘッドコーチの服がいちばん分かりやすい目印です。
- 選手の足元:マイ・コーズ・マイ・クリーツの週は、選手ごとに違うスパイクを履いています。
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出典(2026年10月14日に確認):



